キット to go well

あなたの人生を詩(うた)にさせてください。ゲームクリエイターが詩とかポエムを書きます。気になることや役に立つこともたまに書きます。

コミュニケーション能力と大失敗【後編】

こんにちは!
前回のお話の続きになります。 

 

 

 

 

ある失敗ですべてが崩れる

新プロジェクトを任せられて昇進コースを進んでいた矢先。
色々な壁が僕を待ち受けます。
僕は壁を前にしても「コミュ力でどうにかなるっしょ!」と軽視してました。

誰かに聞けばいいし、誰かにやってもらえばいいや
そんな甘い考えでいました。

現実はそんなに甘くないですよね。

 

ワイ「●●さん、この件について教えて頂けないでしょうか?」

上司「え、そんなこともわかんないの?」

ワイ「( ;∀;)(涙)(怒)」

 

僕は「できる人」と思ってました。
まさか気に入ってもらっている上司に「そんなこともできないの?」と軽蔑されたような言葉を言われるとは思ってもいませんでした。
僕は「できる人」「期待されている人」だからできて当然。
もちろんプライドも高いです。

新人と一緒にもう一度研修…?ナンセンスだね…(゚∀゚)

僕は事々く失敗を繰り返しました。
失敗して、謝って、誰かのせいにして。

上司や周りの人からの評価は台無し。
陰口すら聞こえるようになりました。


結局プロジェクトは他の方に引継いで事なきを得ました。


再出発を試みる

いつまでも失敗してグチグチしている僕ちゃんではありません。
すぐに上司にお願いをしました。

モウイチドチャンスヲクダサイ

やさC上司はもう一度チャンスをくれました。
別のプロジェクトを担当させてくれました。


しかし…。

 

ワイ「(狂)(嫌)( ;∀;)(涙)(怒) 」

 

最終的には

異動したいです

確かに残業も多くて、大変できつい仕事です。
自分の時間も取れなくて、休みの日に仕事する事も少なくありません。

異動したい、辞めたい理由は一つしかありませんでした。

嫌だから

・これ以上評価を下げるのは嫌だ
・これ以上バカにされるのは嫌だ
・これ以上きつい思いするのは嫌だ
・これ以上笑われるのが嫌だ

これ以上これ以上って何をもっての「これ以上」なんですかね。
最底辺だと誰が決めた?


さすがに上司に「嫌だから」という理由を伝えるわけには行かず。

 

上司「君は何がしたいの」

ワイ「新しいことに挑戦してみたいです」

 

お前どの口が言うんだ。

 

何がしたいかわからない

具体的な異動希望先がないと話を進める事ができない

ですよね!
僕は今の部署から抜け出せばどこでも良かったのです。
楽ができる仕事があれば良いなぁと思ってました。
でも他の部署がどんな業務をやっているか知りませんでした。
困っていた時に優しい先輩が声をかけてくれました。

優しい先輩は新しい部署の立ち上げを任せられていて、「一緒にやろう」と誘ってくれました。

 

新しい部署?立ち上げ?絶対楽しいやん!!やる!!

僕は上司にその事を相談。

 

ワイ「●●部署に行きたいです。」

上司「へぇ、どうして」

ワイ「(優しい先輩に教えてもらったそれらしい理由を述べる)」

上司「了解です、異動先のマネージャと相談するので待っててください」

ワイ「キターーーーーーー」

 


当然の結果

しばらくして、異動先とのマネージャと面談しました。
面談はとても好感触で、「これは決まった」と確信してました。
後は異動のタイミングを決めるだけだーうほーい!

しかし、そううまく行きません。


今回は見送りになりました

 

え…。

…‥?? 

なんで!?


あんなに好感触だったじゃん!!ぜひ来てほしい!って感じだったやん!
なんでなんで!!??

頭の中は「?」がいっぱいです。
僕は自分は「できる人」だと思ってました、他部署の人たちからの評価は高いはず!!

 

見送りになった理由を優しい先輩が教えてくれました。

 

先輩は精一杯フォローをしてくれたそうです。
しかし、希望先の部署には今の部署でお世話になった元先輩方が何名かいらっしゃいます。異動先のマネージャーは元先輩に僕のことについて訪ねたそうです。「どんな人?」って。

元先輩方は僕の印象についてこう答えたそうです。

「自分は悪くないと思って、組織のせいにしていた」
きつい時のきついアピールがすごい
口が悪い

正直にショックでした。
元先輩方とは仲良くさせて頂いているつもりでした。
でもそんな先輩たちからそんなふうに思われているなんて…。
胸が苦しくなって、周りの目が怖くなりました。


因果応報

僕が他人との会話でよくすること。
自分のネガティブな部分をネタにする」「他人を使って笑いを取る」「毒舌

これが原因です。
僕は「話が盛り上がるからいいや」という軽い気持ちでした。
確かに笑いは取れました、場も和みます。
でも、良く思わない人もいます。

学校であればそんなことを気にせずクラスの人気者になれたかもしれません。

当たり前ですが会社は学校じゃありません。

これは因果応報です。
自業自得です。

 

今思えば、言葉を選ばず失言ばかりだったと思います。
情けなくて、恥ずかしくて、どうしようもない気持ちでした。


大失敗

これが僕の大失敗です。
たった一言が、たった1分の会話が人生を狂わせることだってあり得ます。

僕は僕のやってきたことを失敗だとは思っていませんでした。
それは「良かれとおもってたから」自分は正しいと思っていたからです。

しかし僕がやっていたことはただのおしゃべり野郎
本当の意味のコミュ力を持ってない何もできない人でした。

それに早く気づけなかったのが社会人になっての一番の大失敗です。


コミュ力高い=伝える事が上手い、受け止める事が上手い

僕が思うコミュ力高い人のイメージです。
相手に自分の意見を伝えるのが上手い、相手の意見を受け止めるのが上手い人。

尚且つ、言葉で誰も傷つけない人
もちろん自分も傷つけてはいけません。

それができる人は「コミュ力の高い人

なんだか輝いて見えるのです。

 

これから

僕も本当の意味でコミュ力を高めたい、そして輝きたい。

僕は本当に甘い人間でした。
会社をなめてました。

僕なんてもうクビでもおかしくないです。

職務放棄したようなもんですからね。
でもまだ会社は僕を必要としてくれています。(多分)
だからもう一度やり直してみようと思います。

嫌な事から逃げない。
自分を過信しない。

たくさん反省することがあります。

もう嘘つきたくないです、会社にも自分にも。


まず、一歩

僕はプライドが高い人間です。
沸点が低く、カッとなるタイプです。
何の価値もないプライドが邪魔をしているからです。

プライドを捨てる!ってことではないです。
プライドの使い道を改めようと思います。

いい言葉を思い出しました。

今の僕の心にはピッタリの名言です。

 

ステージに上がったとき、自分が一番上手いと思え。ステージを降りているとき、自分は一番下手だと思え。

 

 

あとがき

今回のお話はあくまで僕の感想と偏見です。
人によって正しいとか間違っているとかあると思います。

前半の冒頭でもお話しましたがコミュニケーションって本当に難しいです。
自分で「俺はコミュ力あるほうだ」と思っている人も一度改めてみてください。失言だったり失敗があるのではないでしょうか。
それに気づく事が一番大事です。

 

僕は23歳でこの失敗に気づけて良かったと思います。
これからすこしでも理想の自分に近づけるように頑張ります。

 


では!明日の記事で!!